二十歳で自動車免許を取得。
そもそも母に、身分証明書だからとりなさいと言われてしぶしぶとった。
住んでる地域も交通の便もよいし、家には車はなかったのだ。
父は仕事で会社からの貸与の車を使わせていただいてたので、私が運転することは想定外。
そのうえ、父は「女は運転するな」という昭和男だった。
そのころは大学生だったが、就職も家から通える金融機関の一般職を希望していたので運転する職種はスルー。
平成だけど、親の意向をそのまま受けて育った私でした。
そんな私も結婚。
住んだ場所は中途半端に田舎でもあり、町でもある市。
子どもを豊かに育てるには、車がないとやっていけないところに住んでしまった。
だけど、運転が怖いし向いてないからできませんを貫いた。
夫は便利な自営業。
雨の日の保育園の送り迎えも、買い物も時間の都合をあわせていってくれたのだ。
甘えのおかげでなんとか車をスルーしていきたれど、
立ちはだかったのは保育園の先生。
「免許あるなら絶対、乗れた方がいいから練習しなさい」
自分の親と同じくらいの年の先生に言われて、下の子も保育園を7カ月でいれたんだからがんばるしかないと、
1度目のペーパードライバー講習をお願いした。